| メンバー | 主な表現・活動 |
|---|---|
| 岩﨑大昇(いわさき たいしょう) | 歌唱・ミュージカル |
| 井上瑞稀(いのうえ みずき) | 歌唱・ダンス |
| 中村嶺亜(なかむら れいあ) | 歌唱・アート・デザイン |
| 猪狩蒼弥(いがり そうや) | ラップ・作詞作曲・ライブ演出 |
| 佐々木大光(ささき たいこう) | ダンス・ドラム |
※2025年2月の結成時からの正式メンバー5人。右列は固定の担当ポジションではなく、各メンバーが実際に取り組んできた主な表現・活動を示しています。
KEY TO LIT(キテレツ)は、HiHi Jets・美 少年・7 MEN 侍という3つのジュニア内グループで活動していた5人が、2025年2月16日の再編によって結成した男性アイドルグループです。
結成前からそれぞれに長いステージ経験があり、メンバー同士も交流を重ねていました。しかし、5人がひとつのグループになってからは、ライブの選曲や演出、オリジナル曲の制作を通じて、新しい音楽を形にしていくことになります。
初のアリーナツアーでは、猪狩蒼弥がライブ構成や振り付けに関わり、中村嶺亜が公演ロゴを制作。さらに、猪狩が作詞作曲を手がけた「KITERETSU FIRE」は、5人の個性を伝える自己紹介ソングとして披露されました。
そして2026年8月17日、東京・増上寺でユニバーサルミュージックからのCDデビュー決定がサプライズ発表されます。12月9日発売予定のデビューシングルは『KEY TERUYA2 ~キテルヤツ~』です。
異なるグループで経験を積んだ5人は、どのようにKEY TO LITの音楽を作り、CDデビューという節目へたどり着いたのでしょうか。その始まりを、結成前から順にたどります。
| 音楽史の段階 | KEY TO LITの歩み |
|---|---|
| 結成前 | HiHi Jets・美 少年・7 MEN 侍で、それぞれ歌唱やダンス、楽器演奏などの経験を積む |
| グループ結成 | 2025年2月16日、ジュニアの再編によって5人で結成 |
| 初期制作 | メンバーで選曲や演出を話し合い、初のアリーナツアーを準備 |
| 初アリーナツアー | 2025年9〜10月、『WAKE UP THE FOOL』を全国5都市で開催 |
| オリジナル曲 | 「KITERETSU FIRE」などを初ツアーで披露し、ライブ映像も公開 |
| CDデビュー決定 | 2026年8月に発表。12月9日に『KEY TERUYA2 ~キテルヤツ~』でCDデビュー予定 |
KEY TO LITの結成|3グループから集まった5人
KEY TO LITの結成が発表されたのは、2025年2月16日です。
STARTO ENTERTAINMENTがジュニア内のグループを再編成し、ACEes、KEY TO LIT、B&ZAIという3つの新グループを発表しました。
KEY TO LITの5人は、この発表によって初めて音楽活動を始めたわけではありません。それぞれが別のグループで積み重ねてきた経験を持ち寄り、新しい名前のもとで活動を始めたのです。
HiHi Jets・美 少年・7 MEN 侍で活動したメンバー
KEY TO LITを結成する前、岩﨑大昇は美 少年、井上瑞稀と猪狩蒼弥はHiHi Jets、中村嶺亜と佐々木大光は7 MEN 侍に所属していました。
井上と猪狩が活動していたHiHi Jetsは、ローラースケートを取り入れたパフォーマンスを特徴とするグループでした。猪狩はラップや作詞にも取り組み、井上も歌唱やダンス、舞台などで経験を重ねていました。
岩﨑が所属していた美 少年は、歌とダンスを中心に活動したグループです。岩﨑はグループでの音楽活動に加えて、ミュージカルにも出演し、歌唱表現を磨いてきました。
一方、中村と佐々木が所属した7 MEN 侍は、バンド演奏とダンスの両方を行うグループでした。中村は歌唱やアートにも取り組み、佐々木はドラム演奏とダンスで存在感を示していました。
つまりKEY TO LITには、ローラースケート、バンド演奏、ラップ、ミュージカルなど、異なるステージで培われた表現が持ち込まれたことになります。
それぞれの活動をそのまま引き継いだグループではありませんが、結成前の経験が、5人で新しいライブを作る際の重要な土台になりました。
2025年2月のジュニア再編と新グループ発表
2025年2月の再編では、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者の4グループが対象となりました。
ただし、KEY TO LITの5人が直接所属していたのは、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍の3グループです。少年忍者は再編全体には関係していますが、KEY TO LITの結成時メンバーの前所属グループには含まれません。
結成発表時、KEY TO LITはファンクラブを通じて、明るい未来へ向かって力を合わせ、出会う人たちに活気を与える存在を目指すという意気込みを示しました。
また、これまで支えてきたファンを大切にする姿勢を変えず、最高のエンターテインメントを追求していくとも表明しています。
再編によって新たな組み合わせになった5人にとって、まず必要だったのは、自分たちがどのようなグループになりたいのかを具体的な活動の中で形にすることでした。
「キテレツ」というグループ名の意味
KEY TO LITの正式な読み方は「キテレツ」です。
日本語の「奇天烈」を連想させる名前ですが、英字表記には英語のスラングを使った意味が込められています。
2026年9月15日放送の『徹子の部屋』で、黒柳徹子からグループ名の意味を尋ねられた岩﨑大昇は、アメリカの若者が使う「盛り上げていこう」「アゲていこう」といったニュアンスを持つ言葉として説明しました。
英字の「KEY TO LIT」を縮めるようにして「キテレツ」と読む、という言葉遊びも含まれています。
風変わりな響きだけを狙った名前ではなく、周囲を盛り上げるエネルギーを持つグループでありたいという方向性にも通じる名前です。
友人関係から5人の制作チームへ
結成時の5人は、まったく面識のないメンバー同士ではありませんでした。
同じジュニアとして活動し、結成前から交流があったことを、本人たちもインタビューで振り返っています。
ただ、知り合い同士であることと、ひとつのグループとしてライブを作ることは別です。KEY TO LITでは、5人が同じ目標に向かって選曲や演出を考える時間が、グループとしての関係を変えていきました。
結成前から交流があったメンバーたち
2025年11月公開の『ViVi』インタビューで、岩﨑大昇は、友人からグループのメンバーになったことで生まれた変化を語っています。
徐々にチームっぽさができてきた気がします。
岩﨑大昇/出典:ViVi「【KEY TO LIT】関係性は?『もう普通におもろいです、この5人でいるのが』」
岩﨑によれば、最初は友人とメンバーの境界がはっきりしていなかったものの、グループ活動を重ね、一緒に物事を考える時間が増えるにつれて、少しずつチームとしての感覚が生まれてきたそうです。
中村嶺亜も同じインタビューで、メンバーが意見を出し合ってものを作ることや、実際にステージに立つことが、グループとして前進するうえで重要だと話していました。
もともと親しかった5人が、自分たちの表現について意見を交わし、ひとつのステージを完成させる側へ変わっていく。その過程が、KEY TO LITの初期活動にあったのです。
話し合いを重ねて見つけたグループの方向性
5人の関係を深めるうえで、大きな役割を果たしたのが初めての単独アリーナツアーの準備でした。
『ViVi』の取材が行われたのは、そのツアーが始まる前。猪狩蒼弥は、メンバーそれぞれの個性を見せながら、同時にグループとしてのカラーも感じられるライブにしたいと語っていました。
また佐々木大光は、猪狩がメンバーの意見を取りまとめ、ライブの基礎となる部分を組み立てていることを明かしています。
猪狩は振り付けにも関わっており、ほかのメンバーが集まる前に時間を取って準備を進めることもあったそうです。
一方で、ライブ全体を猪狩ひとりが決めていたわけではありません。選曲や構成については5人で話し合い、それぞれの意見を持ち寄っていました。
2026年9月の『徹子の部屋』では、月に一度、5人だけで食事をするルールも紹介されています。猪狩によれば、中華料理店の円卓を囲むことが多く、食事中にも仕事の打ち合わせやグループを良くするための話をしていたといいます。
同じステージに立つだけでなく、日常の会話からライブの制作まで、5人で考える時間を重ねてきたことが分かります。
結成前からの友人関係が、実際に音楽やステージを作る経験を通じて、ひとつの制作チームへと変化していったのです。
初アリーナツアー「WAKE UP THE FOOL」の誕生
2025年9月から10月にかけて、KEY TO LITは初の単独アリーナツアー『KEY TO LIT Arena Tour 2025 WAKE UP THE FOOL』を開催しました。
結成から約7か月で実現したツアーは、全国5都市・20公演という規模でした。
長くステージに立ってきたメンバーが集まっていても、KEY TO LITとして観客に何を届けるかは、ここから作らなければなりませんでした。
先輩グループの楽曲への敬意と、自分たちにしかできない表現。その両方を盛り込もうとした初ツアーには、5人の音楽観が具体的に表れています。
5人で考えたセットリストと猪狩蒼弥のライブ演出
初ツアーの制作では、セットリストを決めること自体が試行錯誤の連続でした。
『ViVi』のインタビューで中村嶺亜は、準備は公演の3〜4か月前から始まっていたものの、初めてのライブだからこその難しさがあったと振り返っています。
それまで所属していたグループとは違い、KEY TO LITには新しい編成で積み上げたレパートリーがまだありません。セットリストの途中で曲を入れ替えようとしても、簡単に代わりの曲を差し込めるわけではなかったそうです。
さらに印象的なのは、すでに振り付けを完成させていた曲でも、話し合いの結果、セットリストから外すことがあったというエピソードです。
岩﨑は良い振り付けができたと思っていても、その後の会議で採用を見送ることがあったと話しています。
猪狩によると、5人は公演の最初から最後までを何度も通して、納得できるまで繰り返す方法で構成を確かめていました。
楽曲を一つずつ完成させるだけではなく、ライブ全体を通したときにどう見えるかを重視していたのです。
実際の公演では、SMAPや嵐、KAT-TUNなど先輩たちの楽曲に加え、歌唱、ラップ、ドラム、ダンスを生かしたさまざまなコーナーが組み込まれました。
2025年10月5日の千葉公演では、「WAKE UP THE FOOL」「KITERETSU FIRE」「Burn Down」という3曲のオリジナル曲も披露されています。
猪狩は同公演のあいさつで、今回のライブを作りながら、KEY TO LITがどのような方向へ成長していきたいのか、5人で話し合ってきたと説明しました。
初ツアーは、完成されたグループ像を披露するだけの場所ではありませんでした。5人自身がKEY TO LITというグループの形を探し、実際のステージで確かめる場にもなっていたのです。
中村嶺亜が制作したロゴと「愚者」の意味
初ツアーのタイトル『WAKE UP THE FOOL』にも、結成間もない5人の考えが込められていました。
「THE FOOL」は、タロットカードに登場する「愚者」を指しています。
ツアーロゴの制作を担当したのは、美術やデザインを得意とする中村嶺亜でした。
2025年10月の千葉公演前に行われた取材で、中村はロゴに青い薔薇を取り入れたことを説明しています。
青い薔薇は、かつて自然界には存在しないと考えられ、不可能を象徴する花として知られていました。中村はそこに、これからの自分たちにはさまざまな可能性があるという意味を重ねています。
岩﨑も同じ場で、タロットの愚者を自分たちの姿と結びつけ、次のように語りました。
なにでもない、でもなんにでもなれる。
岩﨑大昇/出典:ORICON NEWS「KEY TO LIT、初のアリーナツアーで決意表明」
すでに長い芸能活動の経験を持つ5人ですが、KEY TO LITというグループとしては、まだ始まったばかりです。
ツアータイトルとロゴは、その立場を弱みとしてではなく、これから何にでも挑戦できる可能性として表現したものでした。
中村のデザインとメンバーの考えが結びつき、初ツアーを象徴するビジュアルになったことも、KEY TO LITの創作活動を知るうえで大切なエピソードです。
2025年のステージで形になった5人の個性
初アリーナツアーのステージでは、オリジナル曲と先輩グループの楽曲が組み合わされていました。
公演の幕開けを飾る「WAKE UP THE FOOL」は、ツアーのタイトルそのものを冠した楽曲です。
一方、「Burn Down」では炎を使った演出を取り入れ、KEY TO LITらしい勢いを印象づけました。
さらに、先輩の楽曲を披露する場面では、SMAPや嵐などが築いてきたステージの歴史を踏まえつつ、5人の歌唱やラップ、ダンス、ドラムといった持ち味を生かしています。
猪狩は2026年3月の『BAILA』インタビューで、偉大な先輩たちが作ってきたものへの感謝を語る一方、同じことをなぞるだけではなく、新しいものを作りたいという創作姿勢を明かしました。
これは、先輩の楽曲を大切にしながら、自分たち独自の演出や表現を加えていった初ツアーにも通じる考え方です。
実際、5人は2025年のライブを通じて、異なるグループで培った技術をひとつの公演へまとめ上げました。
その中で、KEY TO LIT自身の言葉と音楽を観客へ伝える役割を果たしたのが、メンバー紹介ソング「KITERETSU FIRE」でした。
「KITERETSU FIRE」で生まれたKEY TO LITの音楽
KEY TO LITの初期の音楽を語るうえで、特に重要なのが「KITERETSU FIRE」です。
2025年の初アリーナツアーで披露されたこの曲は、5人の名前や個性を盛り込んだ自己紹介ラップとして制作されました。
結成前から活動していたファンだけでなく、新しくグループを知った人にとっても、5人の特徴を音楽で覚えられる楽曲になっています。
猪狩蒼弥が作詞作曲したメンバー紹介ソング
「KITERETSU FIRE」の作詞・作曲を担当したのは、猪狩蒼弥です。
楽曲クレジットには「THE GARRY」という名義が使われており、音楽メディアの取材でも、猪狩がこの曲の作詞作曲を手がけたことが紹介されています。
猪狩は以前からラップや作詞に取り組んできましたが、「KITERETSU FIRE」では、個人の表現だけでなく、KEY TO LITという5人組そのものを紹介する楽曲を作っています。
楽曲では、それぞれのメンバーの名前や特徴がラップに織り込まれ、ステージ上での歌唱やパフォーマンスと結びついています。
初めてKEY TO LITを見る観客に対して、プロフィールを言葉で説明する代わりに、音楽の中で5人を知ってもらう構成です。
「KITERETSU FIRE」は、猪狩が自ら作詞作曲し、結成間もない5人の個性をひとつの楽曲として示した、KEY TO LIT初期の象徴的な作品です。
既存のグループで磨いてきた個々の技術を、新しい名前のもとでどう見せるか。その問いに、楽曲という形で答えた作品ともいえます。
2025年11月16日には、公式YouTubeチャンネル「ジュニアCHANNEL」で、初アリーナツアーを振り返る動画も公開されました。
動画では、5人が焼肉を囲みながらツアーの思い出を語り合い、ライブ演出の裏話に加えて、「KITERETSU FIRE」が生まれた経緯にも触れています。
ライブで完成したパフォーマンスだけでなく、制作に関わったメンバー自身が後からその過程を振り返っていることも、この動画の特徴です。
自分たちの名前を持った最初のステージが、どのような話し合いや制作を経て生まれたのか。5人の言葉から、その時期のKEY TO LITの姿を知ることができます。
オリジナル曲とライブ映像が広げた活動
「KITERETSU FIRE」は、2025年のアリーナツアーで披露された後、同年10月12日に公式YouTubeチャンネル「ジュニアCHANNEL」でライブ映像が公開されました。
映像は、千葉・LaLa arena TOKYO-BAYで行われた『WAKE UP THE FOOL』公演のパフォーマンスを収録したものです。
この動画は、2026年10月にユニバーサルミュージックが公開した公式プロフィールでも、グループを代表するパフォーマンス映像として取り上げられています。
ライブ会場に足を運んだ人だけでなく、動画を通して初めて5人の音楽に触れる人にも届くようになったことは、KEY TO LITの初期活動における重要な変化でした。
さらに初ツアーでは、「WAKE UP THE FOOL」「Burn Down」も披露されており、楽曲ごとに異なる演出を取り入れながら、5人の表現を広げています。
2026年5月には、初アリーナツアーの千葉公演を収録したライブBlu-ray・DVDも発売されました。作品には公演本編だけでなく、リハーサルや舞台裏を追ったドキュメンタリー映像も収録されています。
結成から約7か月で作り上げた初めての大規模なステージが、映像作品としても残されることになったのです。
こうしてKEY TO LITは、先輩たちの楽曲を受け継いで披露するだけでなく、自分たちの楽曲とライブ演出を持つグループとして活動の基盤を築いていきました。
2026年、CDデビュー決定までの歩み
初アリーナツアーを終えたKEY TO LITは、2026年にも全国を巡るアリーナツアーを開催しました。
そして同年8月17日、東京・増上寺で行われたイベントで、ユニバーサルミュージックからのCDデビューが発表されます。
それは、事前にメンバーへ知らされていないサプライズでした。
5人それぞれの長いジュニア活動、2025年の結成、初ツアーでの試行錯誤。そうした歩みが、CDデビューという新しい段階へつながる出来事となりました。
2度目のアリーナツアーと新たな楽曲
2026年7月、KEY TO LITは2度目のアリーナツアー『KEY TO LIT Arena Tour 2026 NEO CLASSICS』をスタートさせました。
新潟、兵庫、東京、福岡、宮城の全国5都市で、合計21公演を行うツアーです。
「NEO CLASSICS」というタイトルには、先輩たちが築いてきた表現を受け継ぎながら、新しい時代のステージを作るという方向性が表れています。
2025年の『WAKE UP THE FOOL』が、5人でグループの形を探した初めての大規模公演だったとすれば、2度目のツアーは、その経験を踏まえて表現を広げるステージになりました。
この時期には、テレ東系卓球番組のテーマソングとなった「KEY 2 LIGHT」も発表されています。
初ツアーの「KITERETSU FIRE」がメンバーを紹介する役割を持っていたのに対し、「KEY 2 LIGHT」はグループとして外部のスポーツ番組と結びついた楽曲です。
2026年8月23日の東京・有明アリーナ公演では、CDデビュー決定後のステージ制作について、猪狩が語っています。
猪狩によれば、このツアーは当初、CDデビューへどうつなげるかを考えながら作っていたものだったそうです。しかし、ツアー途中でデビューが決まったことで、メンバーは改めて話し合い、目の前の観客のために全力を尽くすという姿勢を確かめ合ったといいます。
デビューが決まったことで、それまで準備してきたライブの意味も変化しました。それでも、ステージに立つ目的については5人で確認し直していたのです。
増上寺で5人にも知らされずに発表されたCDデビュー
2026年8月17日、東京・増上寺で、KEY TO LITのファンクラブ会員向けイベントが開かれました。
イベントは「KEY 2 LIGHT」のミュージックビデオ公開撮影として行われ、メンバーはCDデビューの発表があることを知らされていませんでした。
『Oggi』の現場取材によると、5人が「KEY 2 LIGHT」のパフォーマンスに向けて準備していたところ、増上寺の本堂に映像が映し出されました。
流れたのは、それぞれの事務所入所日から続く活動の軌跡。そして最後に、ユニバーサルミュージックからCDデビューすることを知らせる文字が現れたのです。
突然の発表に、最初は何が起きたのか分からない様子だったメンバーたち。やがて状況を理解すると、肩を抱き合い、涙を流しながら喜びました。
この日の様子は、ジュニア公式YouTubeチャンネルでも生配信されました。イベント終了後には、ジュニア公式Xが現地で撮影された5人の写真を添え、来場者や配信を見守ったファンへの感謝を伝えています。
岩﨑大昇は会見で、曲が始まる前に聞き慣れない音楽が流れたため、最初は演出のトラブルかと思ったと振り返っています。
猪狩蒼弥も、デビューという言葉が自分にとって長く重い意味を持っていたことを明かし、その日ばかりは自分たちを褒めたいという気持ちを語りました。
一方、井上瑞稀にとって、この日の涙には前年の初ツアーから続く意味がありました。
井上は2025年の初ライブで、次に涙を流すときはうれしい涙にしたいという約束をファンに伝えていたのです。2026年の会見では、その約束がひとつ果たせたことを喜んでいました。
さらに井上は、CDデビューという出来事を、次のような言葉で受け止めています。
これからもKEY TO LIT 5人でいていい
井上瑞稀/出典:Oggi.jp「【取材メモ付き】KEY TO LIT、涙と笑いがあふれた会見を詳細レポ!」
井上にとってCDデビューは、個人として長く追いかけてきた夢の実現であると同時に、この5人で活動を続けていけることを強く実感する出来事でもありました。
結成前からそれぞれの道を歩んできた5人が、2025年に同じグループとなり、初ライブを作り上げ、翌年の増上寺で新しいスタートラインに立つことになったのです。
「KEY TERUYA2 ~キテルヤツ~」へつながる新章
2026年10月10日、KEY TO LITのCDデビュー日とデビューシングルの詳細が正式に発表されました。
CDデビュー日は2026年12月9日。デビューシングルのタイトルは『KEY TERUYA2 ~キテルヤツ~』です。
ユニバーサルミュージックは、この楽曲について、仲間との強い結びつきを描く「絆」をテーマとした作品だと説明しています。
グループの名前を冠した初期の自己紹介ソング「KITERETSU FIRE」から、5人のつながりをテーマにしたCDデビュー曲へ。
その間には、初めてのアリーナツアーでの試行錯誤や、メンバー自身による楽曲制作、ライブを通じたグループの成長がありました。
2026年8月のデビュー発表後、中村嶺亜は、それぞれが長く活動してきた時間に触れながら、ファンや周囲の人たちへの感謝を語っています。そして、デビューをゴールではなく、これから進んでいくための出発点として受け止めていました。
異なる3グループで培った経験を持つ5人が、2025年2月にKEY TO LITとして集まり、初めてのステージを作り上げたこと。さらに、そこで生まれた音楽を携えて、2026年8月17日にCDデビュー決定を迎えたこと。
KEY TO LITの音楽は、5人が別々に歩んできた時間を、ひとつのグループとして表現し直すところから始まりました。
その歩みの先に決まったのが、2026年12月9日のCDデビューです。5人が初めて作り上げた『WAKE UP THE FOOL』から約1年、KEY TO LITはユニバーサルミュージックから最初のCD作品を送り出す節目を迎えようとしています。

