名誉伝説の結成史|こたにとけっさくの出会い、5人組から2人体制まで

名誉伝説の結成史を、2人の人物ビジュアルと2023年の5人組から2025年の2人体制への変化で示した構成 バンド
メンバー担当
こたにVo.
けっさく作詞・作曲/Gt.
2025年6月に始動した2人体制

名誉伝説は、こたにの歌声と、けっさくが作るメロディを軸にしたバンドです。

2025年6月からは、こたに(Vo.)と、けっさく(作詞・作曲/Gt.)の2人体制で活動しています。

ただ、名誉伝説は最初から2人組だったわけではありません。

2023年春に5人組として結成される前には、けっさくがSNSでこたにの弾き語り動画を見つけ、長いDMを送ったという出会いがありました。

しかも、こたにもその時点で、けっさくが公開していたデモをすでに聴いていました。

今回は、そんな名誉伝説の音楽がどこから始まり、5人組での活動開始から2人体制への転換まで、どんな出来事を重ねてきたのかをたどります。

音楽史の段階名誉伝説の歩み
2人それぞれの原点こたには中学生から音楽投稿を経験。けっさくは高校でバンドを組み、大学進学後にDTMで曲作りを始める。
出会い2021年ごろ、けっさくがSNSでこたにの弾き語り動画を見つけ、DMを送る。
結成2023年春、2人の活動に賛同したメンバーが加わり5人組として結成。
活動開始2023年5月、1st Single「ラヴィング」をリリース。
大きな転機2025年、メンバーの脱退を経て、6月からこたに・けっさくの2人体制へ。
認知の拡大2026年、Spotify「RADAR: Early Noise 2026」に選出。
  1. 名誉伝説はどんなバンド?2025年からこたに・けっさくの2人体制
    1. 2023年は5人組、2025年から2人で活動
    2. 離婚伝説とは別のバンド|似た名前でもメンバーは別
    3. バンド名「名誉伝説」の由来は明かされている?
  2. 名誉伝説の原点|こたにとけっさく、それぞれの音楽の始まり
    1. こたには母の車で聴いた小田和正から歌へ
    2. 中学生で音楽投稿、高校ではユニットでライブハウスへ
    3. けっさくは高校でバンド、大学からDTMで曲作り
  3. 2021年、SNSで見つけた歌声から名誉伝説が生まれた
    1. けっさくがこたにの弾き語り動画に惹かれた
    2. 長文DMを受けたこたにも、けっさくのデモを知っていた
    3. 2023年、賛同したメンバーが加わり5人組へ
  4. 「ラヴィング」で活動開始|初ライブから認知が広がるまで
    1. 2023年5月、1st Single「ラヴィング」をリリース
    2. 初ライブはPEOPLE 1・Tele対バンの仙台PIT
    3. 「今晩の喧嘩」と「ナビゲーター」が初期の転機に
  5. 5人から2人へ|2025年に始まった名誉伝説の新章
    1. うたかず、ひだまりユトリ、大波メロディが脱退
    2. 「共犯者」からこたに・けっさくの2人体制へ
    3. バンド編成から自由な音作りへ変わった制作方法
    4. Spotify「RADAR: Early Noise 2026」が次の転機に
  6. 名誉伝説の音楽は何からできている?
    1. けっさくを形作った昭和歌謡と80〜90年代J-POP
    2. 小田和正や折坂悠太につながる、こたにの歌のルーツ
    3. けっさくのデモからこたにの歌、アレンジ、歌詞へ進む曲作り

名誉伝説はどんなバンド?2025年からこたに・けっさくの2人体制

公式サイトでは、名誉伝説を「MEIYO DENSETSU」と表記し、こたにとけっさくからなる2人組バンドと紹介しています。

しかし、その編成に至るまでには、5人組として音を鳴らした時期がありました。

2023年は5人組、2025年から2人で活動

名誉伝説は2023年春に5人組として結成されました。

活動初期のメンバーは、こたに(Vo.)、けっさく(Gt.)、ひだまりユトリ(Ba.)、大波メロディ(Dr.)、うたかず(Key.)の5人です。

この5人の名前と担当は、2023年5月に公開された1st Single「ラヴィング」の公式YouTubeでも確認できます。

その後、2024年8月にうたかずが脱退し、2025年5月にはひだまりユトリと大波メロディもバンドを離れました。

2025年6月から、名誉伝説はこたにとけっさくの2人組として新しい体制を始動しています。

離婚伝説とは別のバンド|似た名前でもメンバーは別

「名誉伝説」と検索すると、「離婚伝説」との関係を気にする検索も多く見られます。

名前の響きは似ていますが、名誉伝説と離婚伝説は別のバンドです。

名誉伝説は2023年に結成されたバンドで、こたにとけっさくが中心。

一方の離婚伝説は、松田歩(Vo.)と別府純(Gt.)が2022年に活動を始めた2人組で、バンド名はマーヴィン・ゲイのアルバム「Here, My Dear」の邦題に由来すると公式プロフィールで説明されています。

両者に共通メンバーがいるわけではなく、名誉伝説の結成経緯も、離婚伝説とは別に本人たちの言葉で語られています。

バンド名「名誉伝説」の由来は明かされている?

印象に残る「名誉伝説」という名前ですが、結成経緯を詳しく語った本人インタビューでも、バンド名をどう決めたのかまでは説明されていません。

そのため、「離婚伝説を意識して付けた」「特定の作品が由来」といった推測を、由来として扱うことはできません。

分かっているのは、名前よりも先に、こたにの歌声とけっさくの曲がSNS上で出会っていたことです。

名誉伝説の原点|こたにとけっさく、それぞれの音楽の始まり

名誉伝説を作った2人は、同じような音楽歴を歩んできたわけではありません。

こたには「歌」から、けっさくは「バンドと曲作り」から音楽へ入っていきました。

こたには母の車で聴いた小田和正から歌へ

こたには幼いころから歌うことが好きで、カラオケにもよく行っていました。

本人が歌を意識する原体験として挙げているのが、母親の車の中でよく流れていた小田和正の楽曲です。

K-MIXの番組でも、自身の音楽的ルーツとして小田和正とEnyaを挙げています。

特定のジャンルだけを一直線に聴いてきたというより、歌声や旋律そのものに惹かれる体験が、こたにの入口にありました。

中学生で音楽投稿、高校ではユニットでライブハウスへ

歌を自分の外へ届けるようになったのは中学生のころです。

音楽投稿アプリで、用意された伴奏に自分の声を重ねて投稿していました。

こたに自身も、J-WAVEで「外の人に歌を聴いてもらうきっかけ」になったと振り返っています。

高校時代には、作曲をする人物とユニットを組み、ライブハウスで歌うところまで活動が広がりました。

名誉伝説の結成より前に、ネット投稿と人前での歌唱の両方を経験していたことになります。

けっさくは高校でバンド、大学からDTMで曲作り

けっさくは高校時代、RADWIMPSなどの楽曲をコピーし、地元のライブハウスで演奏していました。

大学へ進学するとDTMで曲作りを始めます。

幼いころに家で流れていたのは、サザンオールスターズや昭和歌謡、80〜90年代のJ-POPでした。

本人は、それらが無意識のうちに染み込み、今作るメロディにも影響していると話しています。

こたにが歌を外へ届け始めたころ、けっさくは演奏と制作の側から、自分のポップミュージックを作る準備を重ねていました。

2021年、SNSで見つけた歌声から名誉伝説が生まれた

2人の道が交わったのは、ライブハウスでも学校でもなくSNSでした。

けっさくがSNSでこたにの弾き語り動画を見つけたことが、名誉伝説の結成へ向かう最初の出来事です。

けっさくがこたにの弾き語り動画に惹かれた

FM802での本人トークでは、けっさくがこたにへ声をかけ始めた時期を2021年の冬ごろと振り返っています。

2023年には、けっさく自身が「こたにの歌声を好きになったきっかけ」の動画をXであらためて紹介しました。

後年のEYESCREAMのインタビューでは、その動画を見た瞬間の気持ちを、けっさくは短い言葉で表しています。

「すごい……。この人しかいない!」

出典:EYESCREAM「POWER PUSH! Collaboration: 名誉伝説が大切にするテーマはみんなの自己肯定感を上げていくこと」

長文DMを受けたこたにも、けっさくのデモを知っていた

けっさくは、こたにへ長いDMを送り、一緒に音楽をやりたいと伝えました。

ここで面白いのは、こたににとって、けっさくがまったく知らない相手ではなかったことです。

こたにも、けっさくがSNSへ載せていたデモをすでに聴いていて、その独特な世界観を好意的に受け止めていました。

J-WAVEでは、デモがすばらしかったため「ぜひ一緒にやりたい」と思い、誘いを受けたと話しています。

一方が歌い手を探し、一方が知らない作曲家から突然誘われたというだけではありません。

出会う前から、お互いの音をSNS越しに知っていた2人が、DMをきっかけに同じバンドへ進みました。

2023年、賛同したメンバーが加わり5人組へ

2人がすぐに名誉伝説として活動を始めたわけではありません。

コロナ禍を挟み、2023年春にバンドが形になります。

FM802でけっさくは、自分とこたにがバンドをやることになった際、その活動に賛同したメンバーが加わったと説明しています。

こうして、ひだまりユトリ、大波メロディ、うたかずを含む5人で名誉伝説が始まりました。

「ラヴィング」で活動開始|初ライブから認知が広がるまで

2023年春に結成された名誉伝説は、同年5月に最初の作品を世に出します。

その後、初ライブ、アニメタイアップ、ラジオ局のヘビーローテーションと、少しずつ聴かれる入口を増やしていきました。

2023年5月、1st Single「ラヴィング」をリリース

2023年5月24日、1st Single「ラヴィング」をリリースし、名誉伝説としての活動を始めました。

公式YouTubeに残る「ラヴィング」のミュージックビデオには、当時の5人全員の名前と担当が記されています。

作詞・作曲はけっさく。

結成の入口となったこたにの歌と、けっさくの曲が、5人組のバンドサウンドとして初めてまとまった作品でもあります。

初ライブはPEOPLE 1・Tele対バンの仙台PIT

音源で活動を始めてから、初めてステージへ立ったのは2024年3月17日です。

仙台PITで開催された「GOOD FLAGS」に、PEOPLE 1とTeleのオープニングアクトとして出演しました。

名誉伝説にとって、これが初ライブでした。

小さなライブハウスから本数を重ねていくのではなく、初舞台が仙台PITの対バンイベントだったというのは、初期活動のなかでも特徴的な出来事です。

「今晩の喧嘩」と「ナビゲーター」が初期の転機に

2024年には、楽曲がバンドを知る入口も広がりました。

「今晩の喧嘩」は、TVアニメ『変人のサラダボウル』のエンディングテーマに起用されています。

さらに同年8月には、8th Single「ナビゲーター」がFM802の邦楽ヘビーローテーションに選ばれました。

FM802では、ヘビーローテーションを、月ごとにリスナーへ届けたいアーティストと楽曲を選んで積極的にオンエアする仕組みとしています。

初ライブから半年に満たない時期に、ライブだけでなくアニメやラジオを通じても名誉伝説の名前が届くようになっていました。

5人から2人へ|2025年に始まった名誉伝説の新章

5人組で始まった名誉伝説にとって、編成の変化は大きな節目になりました。

ただし、脱退理由について本人・公式が詳しく説明していない部分を、外から補って断定することはできません。

うたかず、ひだまりユトリ、大波メロディが脱退

最初の変化は2024年8月です。

Key.のうたかずが脱退しました。

さらに2025年5月、Ba.ひだまりユトリとDr.大波メロディがバンドを離れます。

これによって、結成時から残ったのはこたにとけっさくの2人になりました。

公式側は2人を送り出す発表で、それぞれの旅路や活動を応援する姿勢を示しており、理由についての憶測は公表していません。

「共犯者」からこたに・けっさくの2人体制へ

2025年6月、名誉伝説は2人組バンドとしての新章を始めました。

その新体制で最初のリリースとなったのが、同年6月25日の「共犯者」です。

こたにとけっさくは、このタイミングで2人で活動を続けることを明確にしました。

5人から2人への変化は、名誉伝説を終わらせる出来事ではなく、2人で音楽を作り直す再スタートになりました。

バンド編成から自由な音作りへ変わった制作方法

人数が減ったことは、ステージ上の編成だけでなく、曲の作り方にも影響しました。

けっさくはJ-WAVEで、5人時代はバンドサウンドを土台にしていた一方、2人体制では打ち込みなどさまざまな音も取り入れ、こたにの声をより引き立てられるようになったと説明しています。

「2人組になって、より決意が固まったというか、再スタートというか。」

出典:J-WAVE NEWS「Spotifyも注目の名誉伝説が明かす、新曲に込めた“未完成の美学”『欠点があって当然でしょ』」

固定された5人の楽器編成を前提にする必要がなくなり、曲ごとに必要な音を選べるようになったわけです。

名誉伝説の中心に残ったのは、こたにの声と、けっさくのソングライティングでした。

Spotify「RADAR: Early Noise 2026」が次の転機に

2人体制へ移った翌年の2026年1月、名誉伝説はSpotifyの「RADAR: Early Noise 2026」に選出されました。

「Early Noise」は、Spotifyが次の時代を担うアーティストを紹介し、リスナーとの出会いを広げるために展開してきたプログラムです。

これは「ブレイクした」と主観で決める材料ではなく、2026年にSpotifyが選出したという客観的な記録として、2人体制後の認知拡大を示す出来事です。

名誉伝説の音楽は何からできている?

結成の経緯だけでなく、名誉伝説の曲をたどると、2人がそれぞれ持ってきた音楽の違いも見えてきます。

けっさくがメロディと楽曲の骨格を作り、こたにが声で人物や感情を立ち上げるという役割は、活動初期から2人体制になった後まで一貫しています。

けっさくを形作った昭和歌謡と80〜90年代J-POP

けっさくが本人の言葉で挙げているのは、サザンオールスターズ、昭和歌謡、80〜90年代のJ-POPです。

K-MIXのコメントでは、音楽的ルーツとしてサザンオールスターズと中森明菜の名前も挙げています。

幼いころに家で流れていた音楽が、後から意識して模倣したというより、メロディの感覚として染み込んでいると本人は話しています。

高校時代にはRADWIMPSなどのコピーを経験し、大学ではDTMへ進みました。

懐かしさを感じるメロディと、打ち込みまで含めた制作の両方を使う現在のスタイルには、こうした異なる時期の経験が重なっています。

小田和正や折坂悠太につながる、こたにの歌のルーツ

こたにの歌の出発点として確認できるのは、母親の車で聴いていた小田和正です。

その後、自分の歌い方に影響を与えたアーティストとしては折坂悠太を挙げています。

こたには、折坂悠太の歌声について、和を感じさせながら静かでパワフルなところに惹かれ、影響を受けている部分があると語っています。

「好きな音楽」と「影響を受けた音楽」は同じではありませんが、折坂悠太については本人自身が影響を明言しています。

けっさくのデモからこたにの歌、アレンジ、歌詞へ進む曲作り

名誉伝説の制作では、最初にけっさくがギターでメロディを考え、ワンコーラスのデモを作ります。

その段階では仮の言葉で歌い、デモを受け取ったこたにが仮歌を録音。

そこからアレンジを進め、歌詞は最後に作ることが多いとJ-WAVEで説明しています。

メロディを作り、こたにの声を乗せ、その声を聴きながらアレンジを組み立てていく。

2021年にけっさくがSNSでこたにの歌声を見つけたところから始まった名誉伝説では、2人体制になった後も、こたにの声が曲作りの中心に置かれています。

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